S34構築記事 最終393位

S34お疲れ様でした。個人的な使用感が良かったため、構築記事を書きたいと思いました。今回使用したポケモンの調整は過去に結果を残した人たちの調整をほとんどそのまま使用しているため、申し訳ありませんが調整意図などはぽけっとふぁんくしょんやレジェンドオブラウンドの構築記事から参照していただくようにお願いします。

 

結果

TN ツボヤキ 最終393位(レート1842)

 

構築経緯

幻のポケモンをほとんど持っていなかったため、禁伝を中心に構築を組み始めました。まずは大体のポケモンに強いザシアンを採用しました。次に、レジェンドオブラウンドの最終1位の方の記事を参考にして、受け出しできるポケモンが限られているザシアンと黒バドの引き先としてイベルタルと日ネクを採用し、その二体ではカイオーガがきついため、カイオーガと対面してそこそこいい勝負ができるムゲンダイナを採用しました。このままではグラードンがきつかったため、特性によって行動保障があって鬼火を物理アタッカーに打つことができるルナアーラを採用しました。最後にイベルタルゼクロムカイオーガの技の通りがいいと感じたため、それらに強めなゼルネアスを採用して構築が完成しました。

 

使用ポケモン

ザシアン

性格:意地っ張り

持ち物:朽ちた剣

調整:H 236、A 76、B 4、D 119、S 60

技:巨獣斬、じゃれつく、電光石火、インファイト 

禁伝二体環境の流用個体で、動画投稿者のバンビーさんが投稿していた動画と同じ調整です。

多くのポケモンに強く出ることができると思って採用していましたが、選出率はそれほど高くなかったです。環境にあった調整や技に変更すべきだったと考えられますが、選出した試合はきちんと活躍してくれました。

 

イベルタル

性格:控え目

持ち物:突撃チョッキ

調整:C 68、D 204、S 236

技:悪の波動、デスウィング、とんぼ返り、熱風

S29で結果を残した方の調整を参考にしました。

黒バド受けを主に担当しており、珠イベルタルなど特殊アタッカーとの打ち合いに強かったです。また、とんぼ返りで対面操作できる点が非常に優秀で、相手が交換してきそうな時に打っていました。そして、ダイワームで特殊アタッカーとの打ち合いにさらに強くなることができた点も良かったです。

参考にした記事の方は不意打ちを採用しており、実際に不意打ちが欲しい場面もあったので、熱風の代わりに不意打ちを採用するのもいいかもしれません。

 

日食ネクロズマ

性格:腕白

持ち物:ゴツゴツメット

調整:H 252、A 4、B 236、D 12、S 4

技:竜の舞、あさのひざしメテオドライブ地震

レジェンドオブラウンド最終1位の方の調整を参考にしました。

ザシアンへ後出ししてゴツメダメージを稼ぐために採用しました。ザシアンとの打ち合いに非常に強かったです。しかし、剣舞持ちにはダイマをしないと受けきれず、交換先となり得るポケモンには技を半減以下にされることが多いため、技選択は慎重に行う必要がありました。

今回使用した構築のポケモンの火力と素早さがあまり高くなかったため、その両方を上げることができる竜舞を採用していましたが、竜舞しても抜けることが少なかったため、剣舞でも良かったと考えられます。構築に火力が高いポケモンが多いのであれば、竜舞の代わりに参考にした記事の方が採用していたステロに変更してもいいと思いました。

 

ムゲンダイナ

性格:臆病

持ち物:黒いヘドロ

調整:H 204、B 180、C 4、D 68、S 52

技:自己再生、どくどく、マジカルフレイム、ダイマックス砲

S30で結果を残した方の調整を参考にしました。

初手に選出して有利であれば居座って相手の構築に通りそうな技を打ち、不利であれば裏のポケモンに交換していました。禁伝二体環境の流用個体をそのまま使用していたため、もう少し耐久に努力値を振っても良かったと思います。

裏に引き先を用意しておけば、初手で出し負けても巻き返すことができたため、初手要員として優秀だったと思います。さらに、特性で素早さ関係を把握できた点も良かったです。今回の構築が重めなカイオーガに対面しても比較的強く出ることができますが、突破に時間がかかるため麻痺や氷の試行回数を稼がれてしまうことが多かったです。

技は回復技の自己再生、耐久の高いポケモンを突破するためのどくどく、特殊アタッカーの弱体化とザシアンへの打点となるマジカルフレイム、ムゲンダイナよりも遅いドラゴンタイプや炎技を半減してくるポケモンに対して打つことができるダイマックス砲を採用しました。

 

ルナアーラ

性格:図太い

持ち物:食べ残し

調整:H 212、B 252、S 44

技:シャドーレイ、鬼火、瞑想、月の光

S31で結果を残した方の調整を参考にしました。

ムゲンダイナの代わりの初手要員です。上記のポケモンでは初手のグラードンがきつかったため、グラードン入りの構築には基本初手に投げていました。鬼火を入れることができれば、ザシアンやゼクロムのような物理アタッカーを機能停止にさせることができました。特殊アタッカーに対しても瞑想を積むことで、ある程度抗うことができました。しかし、ルナアーラより素早さが高いカイオーガや火力アップアイテムを持ったカイオーガには対面で負けてしまうため、初手でカイオーガと対面した場合は立ち回りをよく考えておく必要があると思われます。

技はシャドーレイ、鬼火、瞑想、月の光を採用していました。電磁波が欲しい場面もありましたが、ルナアーラの基本的な役目は物理受けであったため、鬼火で良かったと思います。持ち物は食べ残しと万能傘で悩みましたが、幅広いポケモンに対応できるため、食べ残しを採用することにしました。

初手のグラードンによる展開への対策を探している時にルナアーラに出会い、採用したことで勝率を上げることができました。間違いなくこの構築のMVPでした。

 

ゼルネアス

性格:図太い

持ち物:パワフルハーブ

調整:H 156、B 252、C 12、D 4、S 84

技:ムーンフォース、ドレインキッス、ラスターカノン、ジオコントロール

S29最終1位の方の調整を参考にしました。

ルナアーラの採用によって構築的にきつくなると思われたイベルタル、上記五体では未だに一貫があるカイオーガゼクロムに抗うことができると考えられたため採用しました。ジオコンを積んだ後の抜き性能が非常に高く、耐久もあるためダイマした相手のポケモンを起点にすることもありました。積まないと火力が足りないため、選出した際には積むための場づくりを心掛けていました。また、ザシアンなど一回ジオコンしただけでは倒せないポケモンもいるため、裏のポケモンでジオコン後の技で倒すことができるまで削ってからジオコンを積むように意識していました。

技は参考にした構築記事のものと全く同じ構成にしました。しかし、試合を進めていく中で被弾してダメージを受けることが多かったため、防御が一段階上がってもザシアンの巨獣斬を余裕をもって受けられず、ジオコンを積んでも日ネクやホウオウを突破できるか怪しかったので、雷や10万ボルトのような電気技を採用すべきだったと思います。

 

選出

基本選出

ムゲンダイナ+イベルタル+日ネク

この構築の基本選出です。相手の構築にグラードンがいなければ初手ムゲンダイナが安定していたと思われます。この構築ではホウオウとカイオーガに強めなポケモンがムゲンダイナしかいないため、この二体が入った構築にはムゲンダイナを選出することが多かったです。

初手にザシアンや黒バドが選出されて出し負けることが多かったですが、引き先がいたため出し負けをそこまで気にしていませんでした。しかし、交換を読まれてカイオーガイベルタルなどに交換されると高火力技の一貫ができてしまい、苦しい立ち回りを強いられることになりました。よほど刺さっていない限り、この並びでサイクルを回すのは厳しいと感じました。

 

ムゲンダイナの初手出しが厳しい場合

ルナアーラorザシアン+@2

グラードン入りにはルナアーラグラードンがいなくてキュレムがいるような構築にはザシアンを初手に選出していました。この二体を初手に選出した時は対面的に立ち回ることが多かった印象です。

 

重いポケモン

ホウオウ

ムゲンダイナで毒にしないと倒しにくいです。

 

カイオーガ

受け出しがかなり厳しいため、不利対面になった瞬間サイクルが崩壊します。

 

ゼクロム

電気技が一貫しています。

 

最後に

最終日はホウオウやカイオーガが入った構築とよくマッチングして負けていたため、この構築の欠陥に改めて気づかされました。最終的に相性の良い構築とマッチングできたため今回の結果に落ち着きましたが、今回使用した構築はそれほど強くないと考えられます。現環境は火力の高いポケモンが多く、タイプ受けでサイクルを回すのは難しかったと思いました。また、麻痺に対する解答を用意できなかったため、麻痺によるしびれを割り切る必要があった点も弱かったです。

グラードンの対策に悩んだり、二連続回線落ちで負けて萎えたりしましたが、何とか最終3桁を取ることができました。新ルール最初の月で最終3桁を取ったのは初めてだったので、そこは素直にうれしかったです。いつかレート2000を達成できるように今後も頑張っていきたいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。何かあればTwitter(http://twitter.com/YAKIMONO9)までお願いします。